不安神経症
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不安神経症とは
強い不安感、焦燥感、緊張感、恐怖感が日常的に続くと、生活に支障が生じることが多くなります。
- 「よくわからないけど、不安で不安で、おちつかない」
- 「のどが詰まったような気がする、胸が重苦しい、胸がドキドキする、おなかが痛い、吐き気がする、めまいがする、頭痛がする」
- 「過去や将来のことを考えすぎる傾向があり、結局行動に移せず、不安が強く、うつうつとしている」
- 「自分はダメだと思う、生きていても仕方がないと思う」
不安神経症になると、慢性的にものごとをネガティブに考えてしまう傾向になってしまいます。自己評価が低くなり、人生に希望を持てなくなる時もあります。
不安神経症になる方は、生来繊細で、慎重で、完璧を求めやすい、誠実な方がかかる傾向があります。
不安神経症の症状
こころの症状
不安が続く、イライラが続く、怒りっぽくなる、突然涙ぐんでしまう、集中できない、ボーとしてしまう、楽しめない、眠れない、やる気がでない、自己評価が低い、自信がない、など
からだの症状
疲れが取れない、ドキドキする、胸が苦しい、気持ち悪い、吐き気、頭が痛い、お腹が痛い、めまいがする、手足が震える、食欲がない、寝汗がひどい、など
不安神経症とうつ病との違い
不安神経症
不安神経症は強い不安感、焦燥感、緊張感、恐怖感が日常的に続き、ネガティブな思いが慢性的に続いている状態です。一方で、気分の落ち込みや、興味喜びがない状態がずっと続いているわけではなく、不安強いときが多いけど、それほど不安にならないときもあります。したがって、当事者にとって、充実感がなく、体調気分の調子がよくないときが多いけど、それなりに生活できている状態です。
うつ病
うつ病は、仕事のない日も毎日ほとんど1日中、気分が落ち込んでいたり、むなしさを感じていたり、楽しめない、興味がわかない期間が2週間以上継続していることが多いです。また何の原因も見当たらなく、抑うつ症状が継続している場合もあります。
不安神経症の治療
不安神経症の方は、ひとつの事柄を過剰にネガティブにとらえる傾向があります。「コップに半分水がある」状態を不安神経症の方はほとんど「コップに半分しか水がない」ととらえます。いわゆる「認知のゆがみ」が見られます。このネガティブな自動思考を認知行動療法などで矯正することで、よりバランスの取れた認知にいたる訓練をします。
また不安神経症の方は、意識が「過去」、「未来」の方向に向かいがちで、現在がおろそかになっている場合があります。したがって、ネガティブなことばかり考えて、行動がおろそかになっているときがあります。運動をほとんどしていない方が意外と多いです。
朝の散歩、適度な運動を習慣化することで、意識を現在に戻し、またセロトニンを活性化させることで、思考が前向きになります。
また呼吸など自身の現在の「いま、ここ」の身体活動に意識を集中することで、過去未来への意識を断ち切り、こころの平安を保つマインドフルネスも有効です。
「何とかなる」「ありのまま」「ちょっとやってみよう」という気持ちが習慣化すると、症状が改善していきます。
また、漢方薬、セロトニン系のお薬、不安を和らげるお薬により、比較的短時間で簡単に症状の改善を図る方法もあります。
- 院長
- 高坂満
- スタッフ
- 3名(臨床心理士ほか)
- 標榜科
- 心療内科、精神科
- 住所
- 〒330-0802
埼玉県さいたま市大宮区宮町2-10
シンテイ大宮ビル6階 - 電話
- 048-729-6365
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日祝 |
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10:00 〜 13:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
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▲...日曜日・祝日の午後は、14:00〜18:00(最終受付17:30)
休診日: 年末年始